不要のPCを廃棄処分をしました。 最近は、使用してはいませんでしたが、1998年に入手してから、ずっと使っていました。当時は、お買い得マシーンと言われていました。前職の時代、業務ではあまり用いることはありませんでしたが、出張が多い仕事だったもので、iMacやPower Macintosh 等のデスクトップマシンを憧れていましたが、持ち運べるものが良いこと、そしてノートのMacも良いなと思っていたので、思いきって購入したことを覚えています。
そうして、なんとか入手して、当時の主力ソフトであったクラリスワークスをはじめ、インターネットに接続をする際にも、このPower Book G3 (Wall Street )を用いていました。その後、地図ソフトを購入して、GPSユニットとつなげて、自動車で出かける際に、簡易なナビゲーションをして楽しんだことも、覚えています。 車で出かけるときの必需品でありました。今のご時世のカーナビは、ほぼ標準装備、そしてDVDも読み込めて、HDDも搭載されているものもあって本当に良くなったなと思います。 このマシン当時のボードは、CPUユニットが取り外しができて、サードパーティからアップグレードカードが販売されており、差し替えて、動作スピードを引き上げていたことを覚えています。そうした上で、Mac上でWindowsを起動させて使用していたことも覚えています。動作はネイティブと比べたら遥かに劣りましたが、動作検証をする際に良く用いていました。そして、AppleのMacOSの方針転換があり、MacOS9からMac OS X への移行があり、Mac OS X 10.2.8まで、使用することができました。
PCカードスロットも当時としては、珍しいモータードライブで、スイッチを押すとモーター音がして、カードが飛び出してきました。今のPCはフロッピーディスクドライブは搭載されいませんが、このノートより前のモデルは、フロッピーディスクドライブも電動で取り出してくれるモータードライブでした。 Mac OS X 10.3 は私は使うことを見送りましたが、Mac OS X 10.4 Tiger が発売され、ハードウェアの足切りの対象であることを改めて認識し、先に上げたPCカードスロットが故障したこともあって、ハードウェアの故障頻度も上がったので、新たにPowerBookG4 17inchを購入して、使用頻度が大きく下がりました。 そして、寂しいですが、先日廃棄処分をしました。私にとっていろいろと夢を与えてくれたPower Book G3 (Wall Street)でした。もし所有していなければ、興味を持って、Macどころか、PCについても勉強をすることはなかっただろうし、様々な知識を身につける機会はなかったと思います。本当に愛機でした。