政府からデフレの見解が出されています。ファーストフード、コンビニ等が値下げをしても、売り上げは上がっていないのが現状の様ですね。
今回のデフレは、先のデフレとは違って、ある意味、痛みに耐え続けた上に、カウンターパンチをもらったデフレと言ってもよいと思います。
所得がそこそこあったが、デフレになった。この場合ならば、まだ手許に余力があると錯覚しているので、財布のひもも緩みやすくなると思います。
しかしながら、今日においては、数字の上では、リーマンショック前では景気は上向きであったと言われていたりもしましたが、皆さんの懐事情はいかがだったのでしょうか。決して発表のとおりではなかったはずです。そして経済が悪化し、派遣切り、雇い止め等の雇用の問題、デフレとなっているのであるならば、財布の紐は緩む要因は以前のデフレと言われていた頃とは事情が違うのです。
低所得者も今の時代は、事の本質は見抜いています。そして価格に見合わなければ、付け焼き刃の様に単に値下げをしても、購買意欲はわきません。モノが売れることはそう単純ではありません。
またこのご時世に価格に見合わない商品を未だに販売しているファーストフードも見かけます。いったいこの企業はどこをターゲットとしているのかが判らないという案件さえ見受けられます。
だいぶ前に、高級車のCMで、「高い100円もあれば安い100万円もあります。物事の価値をじっくり見極める時代が来ているんですね」というコピーがあったと思います。まさに今の低所得層の人々もこの認識を持っていると言えます。
ターゲットの層を絞り込んだ方が、今の時代は、判りやすくてよいのかもしれません。幅を持たせれば持たせる程、抱える在庫、対顧客満足の応答の煩雑さへの対応についてもコストがかさんでしまい、大きな利益には繋がらりません。
また商品開発も、信念を持って、ターゲットを定めるべきです。また上手くいかなければ、修正する勇気を持つべきです。内容に高級感を持たせるなどの検討もしても良いのでしょうか。単純に値段を下げても売れなければ、内容やサービスを改善する信号が出ているのだと認識を持つべきです。
相続に関する相談を承ります
司法書士 大山 真 事務所
電話:047-446-3357
上記記事は、旧ブログ「時報」より、2022年7月1日に、本ブログに移植しました。
回想
当時は、ある企業に関心を持っていたこともあって、上記のような記事を記したように思います。
商品の購入対象者がうまく定まってはおらず、中途半端であり、どこを目指しているのかも判らないな、そんな感覚を覚えました。結局その企業への関心は薄れ、その後全く利用もしなくなりました。
賢くありましょう
今回の記事は、どちらかと言うと、業務のことからやや離れますが、コンセプトがしっかり定まらない事業に対して、どれほど付き合いをすべきかとこのことから考えさせられるように思いました。現在は消費者として、見極めていくために、様々な道具が存在していると思いますし、意見を取り入れようと思えば、インターネットという道具も存在しています。情報は、発信者側に有利に働くと言う性質を意識しながら、記事の移植時は、物価が高騰していますが、見極めていきたいと思ったりしています。