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事務所より 会社・法人・企業法務

会社法人登記申請代理のご依頼について

こんにちは 先日個人の方へに向けて ご依頼される前にご留意いただきたいことを記しましたが 会社法人についても唐突な質問が見受けられるようになったため 敢えて 留意事項を記したいと思います。 まず唐突に 役員変更と増資だけ […]

こんにちは

先日個人の方へに向けて ご依頼される前にご留意いただきたいことを記しましたが 会社法人についても唐突な質問が見受けられるようになったため 敢えて 留意事項を記したいと思います。

まず唐突に 役員変更と増資だけどいくらですか? と電話越しで聞かれても お答えすることはできません

事務処理の内容について 「全部です」と言われても その全部がなんたる意味なのか不明であるため 電話での回答は致しかねます

なお 当職が扱う業務は 請負ではなく委任であることも申し添えます

ここ最近 このアプローチの電話の問い合わせが本当に増えたと思います

答えたくないから 答えないのではありません 答えられないから答えないのです
 先の例にとると 増資ということでしたが 資本の額をいくらに変更するのかによって 登録免許税が定率で課税されます 定額ではないので 電話越しで 単純に聞かれても答えられません
 それに 増資といっても 手段がいくつか存在します その手段によって 準備する計画は多種多様であり 単に書類を起案すれば良い という性格のものではありません まして 蕎麦屋のてんやもんの注文をするかのごとく 電話で聞かされて 費用が概算でも出てくることなど皆無と言っても良いと思います

 役員変更は 実質役員の異動や出入りがなければ ほぼ定形作業となるので 代表者様の本人確認ができれば ほぼ想定していた見積額と大体同等となると思われます
 なお 役員変更といえども 代表者が入れ替わったり 役員の全員が入れ替わるような事案は 前任者と当職が面識があるのかそうでないのかによって 本人確認および事実確認が必要になりますので必然的に高額になります

とても事業をされていらっしゃる方からの質問とは到底思えない 電話による問い合わせのように思えてなりません

 準備をするにしても場合によっては2,3ヶ月の時間を要することもあります それにもかかわらず 電話ごしで 単にいくらですか と問われても 答えようがないことだと思います

では どうすれば良いのか

答えは 先の投稿でも記した通り まずは 相談を受けられることが一番の近道だと思います
どのような御経緯で資本金の額を変更しなければいけないのか 本当に必要なことなのか 毎年計上している決算報告書の純資産の額では対応できないのか よく検討すべきだと思います ずいぶん前になりますが 建設業の許認可を受けるため 資本金の額の変更が必要と話がありましたが もしかしたら その事案でさえも 純資産の額が証明できれば済んだ話のことだったかもしれません ただその事案は 代表者がしっかり公示したいから対応してほしいという要望があったので 対応した次第です

登記を申請するにしても 誰に依頼するにしても 代表者本人が申請するにしても 登録免許税を納税しなければなりません その費用をかけてまで 登記をしなければいけない 明確な理由を確認していただきたいと思います

そうすれば どのような手段に基づいて 増資ができるのか 相談いただければ 一緒に検討することができますし その方が結果的には 良い結果となりうると考えます

とうきょうスカイツリーと東京タワーです

司法書士 大山 真 事務所
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