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司法書士試験受験生へ

司法書士試験受験生へ

担当していた講座が終了し、受講されていた方には深く感謝致します。ありがとうございました。

この講座のコンセプトは、ガイダンスでも御伝えしたとおり、直前期に於いて、重要な事項を確認するというものでした。

基礎講座とは趣が違うので、しっかりしたことを長々と説明する時間があまりとれずに歯がゆい気持ちが私にもありました。

ただ確かなことは、今まで(基礎講座も含めて)受講されて、説明をうけた事を思い出す作業を早回しで行って、試験日当日に備えることが重要です。

ガイダンスでも言った様に、いかに探し物をなくし、合理的に効率よく思い出して、今持っている知識を単に吐き出すのではなく、知識を活用して問題を解く力を身につける、今年の試験問題に答える準備をすることが重要です。

時間が刻々と試験に近づいていますが、決して時間がないからと言って、おざなりに取り組むのは禁物です。確り対策をとるのであれば、確り対応することが必要です。

焦ってしまうと、目が単に泳いでしまうだけで、何も残らないことにもなります。

一つ一つを確実にこなしてほしいと思います。

三重県に流れる宮川です

上記記事は、旧ブログ「時報」より、2022年5月30日に、本ブログに移植しました。

回想

直前期の対策講座が終了した直後に記したブログでした。当時、受講生からは、「内容をまとめて欲しい。」という言葉が、よくよく事務局を通じて、聞こえてきました。

しかしながら、使用しているテキストに記されていることは、基本書と比べてかなりまとまったものであり、これ以上をまとめようもないくらいに完成されたものだと私は判断しました。

受講生の立場としては、出題される事項をまとめて欲しいという思いだったのでしょうが、司法書士試験は山かけをして合格できるほど、優しいものではありません。その事実を受け止めることさえも出来ない受講生が大多数であり、どうしたものだろうと感じたことも事実です。それでも最後まで受講していた受験生には、本当に合格して、次の段階に進んで欲しい思いもあり、記した記事でした。

受験者の若年化が進み、厳しいことを言おうものなら、事務局に入らぬ要望をひたすら出し続けていた受講生もいたようですが、それくらいのことをするくらいなら、合格するためには、何をすべきなのかを考えれば、今の事態から、いち早く脱したのではないかと思ったりしました。

新たな事象へ

ちょうど、このときは在先していた資格試験受験予備校も組織再編があり、それを気に、専属講師としては活動はしないと決め、この機関を後にしました。

その後、実務に特化しましたが、今でも講師の経験は、クライアントに、問題に対する指針や事件に対する方針の説明や解説をする際に役立っています。

通常の業務について概要は、事務所公式Webページでも、紹介しております。是非ご参照ください。

司法書士 大山 真 事務所
TEL: 0476-446-3357

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裁判員制度が施行されました

 いろいろ議論があるようですが、スタートしましたね。司法の問題点が浮き彫りになるかもしれないし、司法と向き合っている職員の姿勢をかいま見ることができると思います。

裁判制度・法律の存在の再認識

 これまで裁判は世間からはほど遠い存在が、皆さんの身近な存在なのか、それとも得体の知れないものなのか、それはもとより、法律という存在は皆さんにとって身近なものなのか、それとも法律も得体の知れないものなのか、きっと明らかになると思います。

個々の裁判員の人生への重大さの有無

 ただ自身の事の重大さだけをクローズアップしている報道もありますが、もう少し冷静になって物事を見てみると、今まで見えていなかったものが見えくることによって、それをどう感じて、問題として捉えて行くことの方が重要だと思います。

政策にも目を向けて

 ことの重大さを感じれば、同調して主張している政治家の皆さんが、皆さんの町中にいらっしゃるかもしれません。その上で、政治に参加してほしいと思います。例えば、選挙に行って投票をするとか…。

 私からは、あえて詳細なコメントは差し控えますが、当初の目的からは外れるような制度にはなってほしくないと思います。
 この制度をどうするのかは、皆さんの心にかかっています。ぜひ判断をしてみてください。

富士山

上記記事は、旧ブログ「時報」より、2022年5月30日に、本ブログに移植しました。見出しを追加し、内容を再構成しました。

回想

さて、当時の回想ですが、制度が施行し、数週間後、司法書士試験受験生のもとに裁判員候補者に選任された旨の通知が届いたという報告がありました。その方は、専業受験生だったこともあり、そして試験受験のため、どうしたものだろうと言葉がこばれたことを覚えています。

そんな意味では、今日でも、重大な刑事事件で裁判員裁判としているようですね。仕事のこと雇用の問題がある中で、先の記事でも記したとおり、裁判員として参加した後の身分保障の問題など、気をつければ、いろいろと気になることろは、今でもあるのかなと思います

当事務所の通常業務の概要は、事務所公式Webサイトで紹介しています。ぜひ、ご覧くださいませ。

司法書士 大山 真 事務所
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have to ではなく want to であれ

 なかなか難しい問題かもしれません。「しなければならない」と思ってしまうと、物事はとてもつまらなくなってしまいます。今過ごしている時間は、とても虚しいものとなります。
 私は、「したい」という心境で仕事をしています。だからどんな時でも常に面白い時間を過ごしています。
 特に、従業員として御勤めされている方は、「しなければならない」と思って取り組んでいらっしゃる方が多い様です。
 もちろん生活があるので、すぐに転職は難しいでしょうが、自分のしたい事と会社が求めている事をマッチさせられる様に意識を変えるか、行動するために決心するのかを確り考えてみるのも良いのかもしれませんね。

どこかの飲食店でいただいたケーキ

上記記事は、旧ブログ「時報」より、2022年5月25日に、本ブログに移植しました。

回想

当時、司法書士受験生より、相談を頂いていたこともあり、仕事としたいことを、よく考えてくださいねと、言っていたことの現れなのかもしれません。

今でも、この心境は、変わらないものです。義務感が強くなると自主性が希薄化してしまい、結局何のためにしているのか、よくわからなくなると思います。

物事を始める前によく考える

また何かを始めたは良いものの、途中積極的に取り組む気持ちが低下し、なぜそれを始めようと思ったのか、その行動したい動機が曖昧だと、結局義務感に駆られ、つまらなくなってしまう、そう思ったりします。

今回の記事は、自己啓発的なことを記しましたが、業務に関する概要は、事務所公式webページで紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

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壱年間有難うございました

今回は、実務から離れて、司法書士試験受験のことを記したいと思います。長かったのか、短かったのか、それぞれの心境にその評価は譲りますが、某資格試験予備校の司法書士試験1年合格コース講座が昨日をもって、無事に終了しました。
 受講生の方は、本当におつかれさまでした。
 とは言っても、これからが勝負なのです。
 月並みな表現しかできないかもしれませんが、「自分自身から逃げ出さないこと」を強く意識して、受験準備に取り組んでほしいと思います。
 「あきらめる」という言葉がありますが、決してネガティブな言葉ではありません。「明らかに・見極める」という意味があるのです。受験準備をしていて、覚え込む作業、答える訓練など、適切な手段を用いなければ、融合がうまくいかない場合もあります。そういう事態に、あきらめて、次に進む分には、問題はありません。でも疑問点は頭の片隅に気にはしておいてください。そうして、他の知識が、疑問点を解決してくれることもあります。またそのような事態に遭遇しても、逃げ出さずに、大きな枠組みで捉えて、受験準備に励んで欲しいと思います。
 これまで費やしていた時間、過ごしてきた時間の上に今があります。あと3ヶ月もありませんが、とにかくめいいっぱい取り組んでください。


上記記事は、旧ブログ「時報」より、2022年5月22日に、本ブログに移植しました。

回想

当時、資格試験受験予備校の講師として、一年合格コースを担当しました。講師としての葛藤や、資格試験受験予備校の組織再編により、不安定な境遇、また組織の集客やPRのノウハウの悪さに翻弄され、いろいろ悩んだところもありました。もっともそんなことは、受験生には関係なく、とにかく臥薪嘗胆の念いで取り組んでいる以上、その期待に答えなければいけないと思い直して、教壇にたったことを覚えています。その年の合格者を輩出することができませんでしたが、その翌年に、過去に私の受講したクラスから、合格者が輩出された知らせが届き、嬉しくなったものです。

現在の受験生に伝えたいこと

今現在は、SNS上で、時折、受験に関する気持ちのあり方を、投稿したりすることもあります。ただ私が受験していた時と比べると、若年者の受験が増えたように思います。合格してから、何したら良いでしょうか?次は〇〇士、という受験生も現れ、ずいぶんこの資格試験の捉え方も変わったな等思うことがあります。

合格をすぐに仕事ができる

今も昔も変わらないこととして、この試験は、合格すれば、すぐにでも独立開業することができる、それが、とってもすごい資格試験だと思います。現在は、開業登録時に先立ち、一定の研修を受講することが登録要件な会もあるようですが、実務と試験の乖離は、一定以上は、致し方ないことだとは思います。それにしても、他の資格試験に比べれば、実務に近い試験だと思います。

合格に際し多くの犠牲を伴います

ただ、試験合格に向けて、多くの時間を費やすことになることその他多くの犠牲も伴うことも、今も昔も変わらないもう一つの事実が存在します。そうして時間を費やし合格したのですから、取得した資格を十分に人生に生かして欲しいと思います。

綺麗なことは記せないものです

しかしながら、この資格を短期で合格した優秀な方でさえも、実務について数ヶ月でお辞めになってしまう現実も存在します。私は、試験に合格したら人生は薔薇色ですよ、というきれいなことを記すことはできません。それほど実務の世界は厳しいことをよくよく認識して欲しいものです。そんな厳しい世界であったとしてもなんとかして生計を立てている同業者もいることも事実です。

資格取得の意義について

最後に、資格取得の意義の一つは、職業選択の自由と法令による制限を受けている業種の仕事に就くことができることだと思います。このことは、資格を持っていらっしゃらない方とは、比べ物にならないほど大きなことだと思います。他の方が仕事につくことが容易ではない業種に就くことができるのは、職業の選択肢が他の方より一つ多くあり、このことは人生に有利なものであると確信しています。先にいろいろ記しましたが、もし挑戦してみたいと思っていらっしゃる方は、よくよくご自身とよく向き合って受験するしないと決めて欲しいと思います。

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2022年5月吉日のエビス界隈
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受験案内が発表されました

今日は実務の事ではないのですが 大事な事なので記させてください
司法書士試験受験生の皆さん 受験案内が発表されましたね
案内所に従って しっかりと準備を整えてください。記述式問題の配点が52点から70点の変更になっておりますが 出題の傾向が 大きく変わるとは考えにくいので これまでとおりの姿勢で対応する事が良いと思います
あと94日です。逃げ出さずに頑張りましょう

銀座の夜です

上記記事は、旧ブログ「時報」より、2022年5月20日に、本ブログに移植しました。

回想

当時は、資格試験受験講師もしていたこともあり、合格者であるにも関わらず、数年司法書士試験の出題傾向を探るため、受験していました。

ある事件

その数年後、もちろん私ではありませんが、資格試験受験予備校講師が手違いで、筆記試験に合格してしまい、筆記試験合格者に対し、口述試験案内を送付したところ、宛先に尋ね当たらないこととなり、法務局が調査すると偽名を使って受験していたことが発覚しました。

その方は、合格者ということだけではなく、司法書士登録もしている現職の司法書士でした。

そうすると、一般の方でも、合格取り消し事由となると思われますが、現職の司法書士が、偽名を使ったことが、大きく問題となり、品位保持義務違反により懲戒処分となりました。

司法書士試験の本質

懲戒のもっとも重要な理由は、偽名を使ったことでした。ただ懲戒処分の理由中の記載に、「そもそも司法書士試験は司法書士になりたい方が受験するものであり、既に司法書士として登録している者が受験するための制度ではない。」とも記されていたことをよく覚えています。ただあくまで理由中に記されていることであるので、それでも講師兼司法書士の先生方は、翌年以降も受験されていた様ですが、私は、確かに理由中にあることはもっともだと考え、以降受験は取りやめました。

合格後、複数回受験することが許される試験とは

こうして改めて、資格試験制度というものを考えたとき、確かに、既に合格した人物が再度受験するというのはどうなのかと思います。

もっとも、技能検定であれば、受験した当時の能力の証明ということですので、何度も受験することに、否定する理由はないと思います。例えば、簿記検定は、最たるものだと思っています。そのときの技能を証明するものであり、未来永劫その能力があるのかどうかは、自己研鑽にかかっているのであり、一度合格した事実というのは、合格したときに実施した試験において、その能力を有していたあくまで証明をしているに過ぎないと考えます。

当時から、さらに数年後、資格試験受験予備校講師業から離れましたが、司法書士の仕事をしてみたいと思っている方は、ぜひ受験合格し、ぜひ実務界に入ってきてほしいと、今でも願っています。

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